めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その347〉新説・助詞「は」=Jアニメ・漫画?!

生徒さんの中にはアニメ大好きな方が多いです。今日はその中のお一人との話。

きんぎょ、年末(2021年12月)に今話題の『劇場版 呪術廻戦0』を見に行ってきました。いや〜、おもしろかった!


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なぜ見に行ったか?それはきんぎょの希望もさることながら、とある生徒さんのご要望でもありました。チューターをしていると、こういう話をすることが多いので、きんぎょもマメにアニメ・漫画をチェックするようになりました。

海外在住のこの生徒さんは、アニメ・漫画が大好きです。そしてこの『呪術廻戦』シリーズの大ファンで、この映画を見るのを心待ちにしています。

「どうだった?棘くんは髪ツンツンで、五条先生が『凄まじいね〜❤』って言ってるんでしょ?乙骨くんの声は?あああ〜うらやましい!!」質問と感想尽きず。

この生徒さん、アニメのためだけに日本語を勉強していて、本当に実生活で日本語を使うことは全く100%これっぽっちもないそうです。なのにかなりすごいレベルの日本語です。

そんな生徒さんが、日本のアニメ・漫画の魅力について語った中におもしろい説がありました。

それは『助詞”は” の概念は、Jアニメ・漫画そのもの』です。

この生徒さんによると、日本のアニメ・漫画の特徴は  『Topic marking した範囲から徹底的に内側に向かって掘り下げていく』ことだそうです。

ここでいうTopic marking するとは、「これこれについて話します」というトピックの提示=世界観の設定や確立・・・そう、助詞「は」の働きと同じじゃ〜ん!というわけだそうです。その三段論法が下記でございます。

① 確立した世界観の外には出ていかない(範囲設定されている)ことにより、それ以外との世界観が明確に対比

⇒ ② その影響で作品が大好きな人と全く(もしくはあまり)関心がない人に別れる

⇒ ③ それが人生を狂わせる?ほど漫画が好きなアニオタ文化を作り出している!

 

すごいと思いませんか?これを日本語学習者が熱く語ってるんです😂 きんぎょもいつか外国語でこの高みにたどり着きたい😂!