めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その124〉無茶振りレッスン防止対策 (italki)

大人に日本語を教えていたら、

海外の、子供への語学学習の熱意を

ひしひしと感じます。

よくそんな話になります。

 

子どもの第二、三言語の選択肢に

日本語をいれたい、という方は

結構います。

マンガの影響もあり、子どもに

学習する動機を持たせやすいのも

あるようです。

 

なんで日本語を習わせたいの?という質問に

母語、英語」の次の選択肢で「できるだけ

大人になって勉強したくない言語」を

子供のうちに勉強させておこうと思った

という方もいました。

 

なぜ日本語は大人になって勉強したくない、か。

極悪レベルに難しいからだそうです。

ご、極悪レベル(笑)(゚∀゚)

 

私は今の所、キッズレッスンは受け付けていません。

私が言うキッズレッスンというのは

概ね義務教育が終了していない年齢で

初めて(もしくは初級)日本語に触れる

子どもたちのレッスンです。

 

私のキッズレッスン黒歴史の詳細はこちらで書きました。

 

mischabt.hatenablog.com

 

お時間があれば御覧ください。

 

今日はできないことを無茶振りされない

ための対策について書きたいと思います。

(私の場合は、それがキッズレッスンです。)

 

キッズレッスンに限らず、italkiを含むオンライン

レッスンをする時に、私が大切だと思うことは

 

① できること、できないことを明瞭にする

② 可視化する、言語化する

③ 誰に見られても問題ないように透明性を高める

 

の3つです。

問題を防ぐため、また問題が起きた時に

italki に仲裁に入ってもらう際に、自分が

不利にならないためにこの3つに気をつけてます。

 

とにかく。

今、私はキッズレッスンは受け付けていません。

その旨を私のページにもハッキリと書いています

でもレッスンの依頼や、突撃予約はあります。

 

ちなみに例外的に受け付ける場合もあります。

例えば、ある程度大きい子どもさんで、

海外の日本人学校や補修校に通っていて、

日本語はけっこう話せるから、レッスンの

時間で学校の日本語の宿題を一緒にしてほしい

というケースがありました。

 

この場合は、あくまでも補助的な立場での

指導という約束(毎回必ずレッスン時間で

全ての宿題を終わらる、みたいな無茶振りは

ダメよ、ということ)をして受け付けました。

 

 

① 受付してないレッスンの依頼があった場合

事前に子供のレッスンとわかっている場合

(連絡フォームに書いてくださる方が多いです)は

予約を受け入れず、メールでお断りの文章を送ります。

メールは英語か、英語ともう一言語で送ります。

文章はitalki の自分が受けるレッスンで、信頼できる

先生に雛形文章を作成してもらいました。

(自分で案を作り、先生に直してもらいました)

 

italkiではそういったひな形はありません。

この手のものは基本的に自分で用意します。

 

② 突撃予約の場合

 大変なのはこちらです。

(「突撃予約」は私が勝手に名付けました)

キッズレッスンはしてないと書いてるのに

事前連絡なしで、レッスンが始まったら

子供のレッスンだった、という場合です。

 

原則としては、子どもに保護者の方を呼んで

もらって、説明してレッスンをキャンセルします

私の場合は、たいていレッスン料金を返金しています。

「今キャンセルすれば料金は返金するよ」というと

話がスムーズに進みやすいことと、

「レッスンしてないのにお金を取られた!」という

問題に時間を使いたくないからです。

(この考え方に賛否両論あるのは承知の上です)

 

あと、お金の支払いがないと、生徒さんは

先生に関するコメントを書けません。

恨み辛みコメントを書かれると先生ページの

広告価値が下がります。

だだ下がりです。

ですのでそれを防ぐためにも、めんどうに

なりそうなケースでは支払いを受け付けません。

 

ある程度話せる大きいこどもさんなら

30分ならそのままする場合もあります。

ただし、次回からも予約がくるかも

しれないことが前提です。

その場合は、今後予約する場合のことを

保護者に出てきてもらって、レッスンの

長さやレッスン内容について

了承してもらいます。

 

 ただ、保護者がだれも家にいないという

ケースや、シッターさんだからそんな判断は

できない、という場合もあります。

この場合は状況によって、その回だけなんとか

しのいで、今後はキッズレッスンは受けられないと

メールをすることもあります。

 

あと、キッズレッスンで何度かあったのが

児童虐待防止のために、別のカメラで

録画したり、ビデオ通話で様子をみていた

というケースです。

これは日本の保育園や英会話教室でも

ときどきありますね。

私はレッスン中は、誰にみられても良いように

意識してレッスンをしています。

 ですが、思わぬ問題につながることも。

 

 まだキッズレッスンをしていた頃に

撮影した映像をもとに苦情が上がったことが

ありました。決して虐待容疑ではありません、

カリキュラムに対する不満でした。

 

ただ、料金的に無理な内容だったので

断ったら、italkiに映像をみせちゃおっかな~

みたいな話になり、それ以降の

レッスンについてはお断りしました。

 

将来的な展望

将来的にはキッズレッスンを再開したいと

おもっています。ですが、やはりある程度

カリキュラムをしっかり用意しないと

厳しいな、というのが本音です。

 

今は会話中心のレッスンがメインなので

もう少し経験をつんで、カリキュラムを

用意できるようになったらですね。

 

無茶振りレッスンのトラブル防止対策

① 自分のページにも、二ヶ国語以上で

 キャンセルポリシーやレッスンポリシー

 記載する。

 具体的には〇〇レッスンは不可と

 はっきりと英文付きで自分のページに書く。

 突撃予約の場合は、ドタキャンと

 同じ対応の上、レッスンしない旨を記載。

 これでかなり突撃予約が減りました。

  実際には返金する場合もありますが

  キャンセルポリシーを自分のページでも

  明確に書いておくと問題は減ります。  

  これはオススメです。

 

② 初めての生徒さんには、できるだけ

 連絡フォームを送ってもらう

 

③ 怒らない

 →冷静に対応しないと、余計ややこしく

  なります。頭に血が登ったらこっちの

  負けです。全ての過程を文字や履歴で

  のこしておくためにも冷静に、冷静に。

 

④ レッスン料金を上げる

 →料金を上げると、内容も上げないといけませんが

  これは結構影響が大きい気がします。

  レッスンをしていた頃、キッズレッスンの

  値段を上げたら「勘弁して~(TдT)」という

  レッスンが減りました。

  需要と供給のバランスもありますが

  検討の余地はあると思います。