めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

普段は派遣の会社員、副業でオンライン(italki, プライベート)の日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その588〉大学(院)入学を目指す中国系の生徒さん2023

その586で、中国系の学習者さんについて書きました。

この一年半くらいで格段に増えたのが、日本の大学や大学院に入る中国系の学習者のみなさんです。日本語学校生の場合もありますが、その先に大学(院)が控えている場合も多々あります。

この生徒さんの層にはいくつかの特徴があります。

①入学希望先は東京の有名な大学限定

たまに東京以外の場合もありますが、とにかく名前が知られてる学校であることが大前提です。同じアジアの学生さんでも、ベトナムやマレーシア出身の生徒さんだと地方都市でもOKだけど全教科を英語で学習できる大学を希望されることが多いんですが、そういった話はでてきません。

②既に中国や海外で大学を卒業している方が多い

アメリカなどの英語圏の大学を卒業したから英語は問題ないって方が多い!だから日本の大学では日本語でやりたいという方が大半でした。既卒であるので、社会人経験や中には起業経験がある方も多いです。現役の社長さんもいました。

③ケチらない

きんぎょ、これまで「安くしてください」「まけてください」「ディスカウントプリーズ」は幾度となくききました。しかしこの生徒さんの層は安くしてとは言いません。逆に「あと10ドル払うから、もう半日早く仕上げてくれませんか?」「20ドル追加するからこっちもお願いします」みたいに足し算方式の方がわりといらっしゃいます。

④紹介してくれる

これがすごい。ネットワークがすごいんです。気に入ってもらえたら、めっちゃ紹介してくれます。紹介してくれてありがとう!としっかり伝えておくと本当に紹介してくれました。大体似たような境遇のお友達が多いので、仕事のオファーに繋がりやすいです。

⑤スピード勝負

とにかく速さが勝負です。正直に言うと、きんぎょの日本語レベルが高いから依頼がくるのではなく、どうも返事や対応が早いからというのが第一の理由のような感じです。メールでは、返事が早いことと、一度のメールで必要な情報を簡潔に詰め込むことがポイントです。