日本語を教えて楽しく小銭を稼ぐきんぎょですが、たまにゲンナリすることを言われることもあります。
実例。
①「〇〇先生はきんぎょより指導が上手ですよ。紹介しますよ!」(〇〇はきんぎょの知らない人)
②「私は日本語を教えています。私の方が正しい教え方です」
いろんなことを言う生徒さんがいますが、意外といて、なおかつ面倒なのが「善意のご意見攻め」の生徒さんです (ΦωΦ) なんと言いますか、善意のディスというか😅
日本語だと嫌味にしか聞こえないのですが、生徒さんとしては本当に善意で言ってる場合もあります。「あなたのためだから方式」です。あと、国によってはこういう提案がそれほど悪いことではない場合もあります。
この15年ほどで世界のつながりは大きく変わりました。SNSの発達で、知らない海外の人とも簡単に繋がれるようになりました。このご意見を支えるのもSNSの発達です。
上記の①ですがSNSで簡単に〇〇先生と連絡が取れるから連絡して相談したら良いよ、アカウントを教えてあげるよ、という生徒さんとしては善意の提案でした。
②は日本語を先生として教えている生徒さんにたまにいます。「高校、大学で必須だった」なんてことのある英語やフランス語と違い、日本語の場合は「アニメ命で日本語の勉強を始めた」みたいに思い入れが非常に強い人が多いです。また、英語のように世界中で高く評価される共通した指導者資格がないので、個人の能力や裁量、経験が非常に大きく影響します。すると自分が勉強した方法がNO.1だ!これがベストだ!という風に考えているかたがたまにいます。
さて、こういうことを言われたらどうするか?
これを日本語で言える生徒さんはだいたいもうレベルが高いので、「ご意見ありがとうございます」か「ご意見ありがとうございます、でも遠慮します」と言って終わりにして、次の話に入ります。「また今度〜」と言うと生徒さんが好意的に取ってしまうことがあるので、気をつけないといけません。
とにかく怒らないで、不満そうな顔をしないで、決まった言い方をして終わりにするようにしています。
この仕事を始めた頃は、言われて面食らって、ショックをうけてオタオタしてました。でもだんだん慣れてきます。
意見は意見、という考えに慣れると、それはそれでいろんなことに傷つかなくなります。
この仕事をしていると言い間違い、表現方法の違い、国と国との諍い、考え方の違いなど、思わぬ表現を目に耳にすることばかりです。
基本的にレッスンでどんなことを言われても、きんぎょは怒りません。怒りに任せると余計な問題になるので、もし問題になりそうになったら、深呼吸をして、声をいちトーン下げて、フォーマルな話し方に切り替えます。脳内で古美門先生に変身します。いつでも録音録画に切り替えられるよう、こちらに非があるようなことにならないよう注意します。