少し前のオンラインニュースで『替え玉受検』という記事を見ました。『替え玉受験』じゃなくて『替え玉受検』?
コロナ禍で試験や検定などのオンライン化が進む中で出てきた、本来は本人が一人で受けないといけない試験(適性検査など)を、他の人に受けてもらったり、複数人で協力して受けることだそうです。
他の言葉では『ウェブテスト代行』とも言うそうです。
そして、そのご依頼が・・・きんぎょにも来ました!
うれしー!久しぶりだわー!とワクワクのきんぎょ。
久しぶりです、新しい生徒さんからの問い合わせ。
ところが。
よく読むと、何か変。こんな質問を送ってくる方は初めてです。
① 予約した日に必ずレッスンをしてくれるか(遅刻厳禁)
② 受講者はカメラオフの状態でもいいか
③日本語ネイティブ?
日本企業で就業経験があって、ビジネス日本語バッチリか?
④ その場で即、適切な判断ができるか
⑤ 事前のメールのやりとりで詳細を理解して、
一度のレッスンだけでそのチャンスをいかせるか
外国語で書かれたご要望を直訳するとこんなかんじでした。
なんやねん?
どうも普通のレッスンを希望している訳ではないことだけはわかりました。
この時は変だとは思いましたが、何がしたいのか見当がつきませんでした。
とりあえず「で、何がしたいのですか?」というようなメールをしました。
すると返信がきました。
メールにはスクショが貼り付けられています。
よく見ると、あ!
見覚えのある画面でした。
それは多言語でビジネス外国語能力をテストするウエブサイトの、デモテストページのスクショでした。
たまたま別の生徒さんとのレッスンで見たことがありました。
就職試験などの受験者の日本語レベルを判定できる人がいない場合、特に海外の企業はこういったサイトを利用して受験者の日本語レベルをはかります。短時間で終わるんですが、内容はけっこうしっかりしています。
ここまできてやっとわかりました、ウワサの替え玉受検だあ!
結局「ご本人の代わりに試験を受けさせるのが目的でしたらお断りします」と返事をしたら、それから連絡はありませんでした。