暑さが厳しくなり、ちょっと夏バテぎみのきんぎょです。蒸し暑さが厳しくなると何もしていないのにぐったりしてしまいます。
そんなこんなでブログをなかなか開けられず、気がついたら2週間くらいあっという間に過ぎていました。
最近は就職や転職に関する依頼がチラホラありました。これから日本の学校を卒業して就職する予定の人、一度就職したけどコロナの問題で思うようにいかなかったので、再度転職して頑張りたいという人たちです。
以前にもこのトピックスで書いたことがありますが、就職に関する会話を通していろんなことを知ることができ、毎回新しい発見があっておもしろいです。
特に多いのはオンライン面談の練習です。就職する企業との面談だけではなく、就職エージェントとの面談の場合もあります。
コロナでオンライン面談が一般的になり、日本の地方都市や場合によっては海外に住む生徒さんも、日本の企業と就職の面談をするケースが増えたように感じます。
実際に生徒さんが用意した内容を見せてもらうと、たしかにレッスンを予約してまで準備をする必要がある理由がわかります。限られたオンライン面談の時間内で効率よく話すためには、それなりに準備が必要なわけです。
履歴書や職務経歴書は規定のルールに従って書くのでそれほど困ることはないのですが、面談の練習は大変です。どの生徒さんにとっても大きな関門です。
日本での就職等の面談そのものに慣れていないひともたくさんいます。面接でアピールするべきことは何か、という勉強から始めないといけないこともよくあります。
とある転職希望の生徒さんと就職エージェントとの面談の準備をしていたときのことです。転職の理由を教えてくださいと言ったところ、延々と現在の職場への不満が溢れ出しました。レッスンの時間は限られているので、途中まで聞いて次の話に移ろうとしたところ、生徒さんが怪訝そうな顔をしました。「どうして最後まで聞かないの?大事な話をしていますよ」といわれました。
よくよく話をきくと現在の職場への不満をしっかり伝えることで、今の境遇が自分の価値に見合っていないということをアピールしているという認識だったそうです。「私の国だったら、しっかり不満を伝えれば伝えるほど私の境遇にエージェントが同情して、より良い就職先をまわそうとしてくれます」なーるほど、そういうことですか。
でも日本の就職の面談で、例えば45分の面談で大半を不満のアピールで終わらせたら、あまり良い結果には結びつかないでしょう。私が面接官だったら「・・・もう勘弁して〜😂」と思います。
それぞれの国の文化を尊重しつつ、日本での就職試験に対応できるように練習していけるようにするために頭をひねっています。