めざせ日本語教師~オンライン日本語Tutorのよもやま日記~

オンライン(italki, プライベート)で日本語のセンセイをしています。NAFL修了しました。

〈その108〉直訳しちゃだめ! (italki)

日本語教育勉強中の私には、毎日色んな

「質問」が雨あられと降り注ぎます。

今日はその中の一つから。

 

英語を日本語に直訳するとちょっと変な

ことってありますよね。

 

英語の " I know " は日本語では

なんと言うでしょう?

直訳すると「知ります」でしょうか?

辞書形の「知る」をマス形にしたら

こうなりますね。

 

でも「知ります」って使ったことありますか??

んー、思い出せない。

「私達は失った時にその大切さを初めて知ります」

とかでしょうか?

とにかく私は使った記憶がありません。

 

例えば会話をしていて " I know" というと

「知っています」という意味ですね。

映画ではもっと会話らしく

「知ってるよ(わ)」と書かれていることもあります。

 

知っていますって、現在進行形じゃん!

という質問がありました。

 

こういう時、専門家ではない私は

どう答えるでしょうか?

 

この " I know" の時は

① 「知ります」だと、今私はまだ知らない状態

② 日本語母語話者にはこう聞こえるという説明

③  例文

を使って説明しました。

 

生徒さんの中には論理的(文法的)に納得できる

説明を求める人もいます。

 

このあたりの塩梅は、最近の私の悩みの一つでした。

だって、ワケワカラナイ。

そもそも私自身に日本語教育や日本語について

深い知識や見識はナイ。

すぐには身につかない(TдT)

 

先日ですが、生徒さんから別の文章を

日本語に直したときの表現のことで

質問がありました。

 

上記の要領で説明しましたが納得してもらえず。

結局私の宿題として持ち帰りました。

 

でも調べてもわからず、途方にくれました。

私は日本語教育の学校や職場での経験がないので

こういうときに質問できる相手がいません。

同僚がいたら、恩師がいたら違うのかもと

たまに思います。

 

悩んだ末、勇気を出して。。。

 

いつも見ている日本語教育ウエブサイトの

運営者の先生にメールを送ってみました。

わらをもすがる金魚っっっ!

 

そしたら、お忙しい中返事をくださいました!

(先生、本当にありがとうございました!)

 

ご本人の許可を頂いていないので

詳細は載せませんが、その中で良いヒントを

頂いたので、ちょっとまとめてシェアします。

 

・根拠をはっきりすることが必ずしも

 良いとは限らない

・生徒さんのレベルによっては「こういう時は

 こう言えばいいですよ」と一旦 "逃げる"こと

 も必要

 

現役で教えていらっしゃる先生ならではの

レッスンを継続するための良いヒントを

頂きました。

 

オンラインでレッスンを初めて10ヶ月。

実は先生という方からの初めてのアドバイス

でした。

感動しました。